やる気のないお寺?

今日は千本釈迦堂(大報恩寺)へ行ってきました。
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千本釈迦堂は鎌倉時代に、義空上人によって開創された寺。
本堂は創建時そのままのものであり、応仁・文明の乱にも両陣営から手厚い保護をうけ、奇跡的にも災火をまぬがれた京洛最古の建造物として国宝に指定されています。

本尊である釈迦如来像にちなんで釈迦堂と云われますが、嵯峨の釈迦堂(清凉寺→私の大好きな普賢菩薩のいらっしゃるお寺です)と区別する意味で、千本釈迦堂と呼ばれます。

このお寺は以前に一度訪ねたことがあります。
その時の印象が「なんだかやる気のないお寺だなあ」というものでした。
仏像好きの私としては、かなりたくさんの仏像が見られ、その意味ではかなり満足度は高かったのですが、仏像を安置している宝物館での、安置の仕方がなんともやる気がないというか・・・。
四方の壁にずらりと仏像などが単に並べられているという印象だったのです。

で、今回の印象はというと・・・。
快慶作十大弟子像も、定慶作の六観音像ほか、どの仏像もとてもよいお顔をされていて、すばらしいものばかりですが、その並べ方にめりはりがないので、なんだかありがたみが少ないというか・・・。
宝物館に常駐の人がいないらしいのもやる気のなさを感じさせます。
写真撮影禁止とか、喫煙禁止とかかなりうるさく張り紙があるものの、お寺の人の姿がないために、おざなり感がいなめないというか・・・。

でも、ほんとに仏様たちどの方もすばらしく、いつまで見ていても見飽きません。

また、釈迦堂は「おかめ塚」の話が伝わるお寺としても有名です。
その話とは・・・。
大報恩寺の本堂を建立の際、頭領の高次が本堂を支える親柱の四本の内の一本を短く切りあやまってしまい途方に暮れていたところ、妻の阿亀(おかめ)が「柱を短く揃え桝組(ますぐみ)を入れて高さを合わせればどうでしょう」と進言し、その着想が結果として成功をもたらしたそうです。
しかし、阿亀は「女の提言によって頭領の大任を果たし得たということが世間に知られては、主人の恥となる」と自害して果てたということです。

冬のお寺はひどく寒く、いつもはソックスを持参するなど用心して行くのに、今日は先に父の墓参りをすることに気をとられ、うっかり無防備でいったら、すごく寒くて、大変でした。
DSCN0139-1.jpgおかめ塚です

Comments

No Responses to “やる気のないお寺?”

  1. Otoma。 on 1月 26th, 2006 2:01 PM

    25日は千本釈迦堂にいらしたんですね。
    初天神の日でもあったから、近くは混雑してたんじゃないですか?
    私も近々ではありませんが、付近の病院に居りました(^^)
    千本釈迦堂はつい最近まで行ったことがなかったんですが、年末頃、機会があって覗いてきました。
    あそこは「ダイコ炊き」で有名なんで、そこそこ期待して行ったんですが・・・狭い上に地味~な印象でした。地域密着型だから・・・とは思うのですが「やる気のない寺」というのは的を得た言葉だと思います(^△^;)
    嵯峨の釈迦堂は家の近くでもあるし、好きな場所です。釣り鐘のところでスケッチしたりして・・・のんびりできるんですよねぇ~~

  2. むぎ on 1月 26th, 2006 9:51 PM

    Otoma。さん
    千本釈迦堂、私は以前に一度行ってそのやる気のなさが笑ってしまうほどだったので、今回はそれを夫に見せたくて行きました。
    夫の感想もやはり「確かにやる気がないなあ」というものでした。
    初天神のことをすっかり忘れていて、とっとと帰ってきてしまい、母は悔やんでおりました。
    確かに混雑していてバスもなかなか来なかったので、4条までタクシーで行き、錦で買い物して帰ってきました。

  3. julie and sally on 1月 26th, 2006 10:22 PM

    なつかしいね
    「やる気のない寺」・・相変わらずアナウンスはかからなかったかい?(笑)
    おかめさんの塚もなつかしい
    おかめさんて今みんなが思っているイメージと違うのよね
    また行きたいなぁ

  4. むぎ on 1月 27th, 2006 7:43 AM

    julie and sallyさん
    改めて行ってみると、やる気のなさは相変わらずみなぎっているものの、ブツのすばらしさは再認識しました。
    節分が近いので、境内にはテントが張られたりしてましたが、でも、賑やかな感じはなかったですねえ。