適当な日本語

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桃太郎に登場する動物たちの性別は?→桃太郎の犬、猿、雉の性別は?など、

面白い視点で解説された日本語の本「 ふしぎ日本語ゼミナール」の筆者、

金田一 秀穂氏によるまたまたことばに関する本です。

 

言葉の本性は変化するということ。

だから古い言葉は捨てられ、新しい言葉が取り入れられ、

体が新陳代謝をしなければならないように、

言葉が健全であるためには、変化することは免れない・・・

「金科玉条のようにして、本来的な言葉だけを守るというのは、硬直した精神のように見えます」

と、この本の中で筆者は述べています。

 

第1章[適当な日本語相談室]では

「なんだかこの日本語ヘンなのでは?」という各相談に対し、

日本語として絶対的に正しい答えを出すのではなく、

言葉は変化していくのもの、ということを踏まえた回答をしています。

 

例えば

ファミレスやコンビニで聞く「こちらコーヒーになります」

これが気になって仕方がないという相談には

「もしあなたが使う側なら、相手を見て使いましょう。

使われる側なら、相手は少なくとも失礼なことをしているつもりはないのだ、

ということを理解してあげて優しく寛容に聞き流してあげましょう」

と答えています。

 

 こんなQ&Aの第1章のあと、

第2章は「今こそ使いたい懐かしい言葉」

たとえば「おおわらわ」「おしたじ」「隔靴掻痒」・・・等々。

どれも懐かしいというより、普通に意味もわかるし使える自分って

すでに懐かしい存在なのかも・・・

 

最後の「第3章はパソコン&ケータイ時代の漢字選び」

同音異義の漢字のうち例文のケースで使用するなら

正しいものはどれなのか、という例題がたくさん掲載されています。

 

例えば

「オリンピックの代表選手を会議にはかる」の

「はかる」は計・測・図・量・諮・謀のどれかとか、

「友人にすすめられてスポーツジムに入会した」の

「すすめられて」は進・勧・薦・奨のどれか、など。

 

私、実は短大を卒業してから印刷会社で校正係やってまして・・・

こういうのは勉強して、よくわかっているつもりでしたが、

2つ、3つ、思い違いしているものもありました(汗

 

最近の薀蓄(うんちく)やクイズブームのせいか、

正しいか、正しくないかとか、本来的にはどうなのかみたいな

知識を仕入れた話題が多いのですが、

ことばというものを会話に限って考えるなら

その場の状況とか、相手との関係性の中で

日本語に間違いがあるから会話が成り立たないということは

外交や商談ででもない限り、あまりないことだ思います。

 

「日本語なんて正しくなくても

心地良ければそれでいいじゃないか!」という金田一先生、

私もそんな気がしてきましたよ。 

Comments

8 Responses to “適当な日本語”

  1. ま~ちゃん on 9月 15th, 2008 11:01 PM

    言葉っていろいろありますからね。
    だって、こどもの会話の中にも違和感をもつ言葉遣いありますからね。
    でも、それを言っちゃうと、若い世代についていけませんからね。
    それに、アクセントなんて大阪と東京じゃ違うし、奥が深いですわ。
    >心地良ければそれでいいじゃないか!
    確かにボクもそう思います。

  2. 瑞穂 on 9月 15th, 2008 11:54 PM

    私も同感です。

    文書書くとき、「さびしい」を悩んでみたり、「とる」を悩んでみたり。
    日本語って難しいですよー!
    英語なら「I」だけなのに「私」「俺」「僕」「オラ」「うち」…。
    最近の中学生はなぜか「うち」を使ってます。

    意味が通じてコミニュできればいいのかな~?
    でも、美しくないと不快かな~?とか。

  3. むぎ on 9月 16th, 2008 10:35 PM

    ま~ちゃんさん☆

    現在、私たちが普通の日本語だと思って使っていることばの中にも、
    ある時期までは間違いだったとか、
    流行語がそのまま今でも使われているということがたくさんあるわけで、
    ヘンだな~と思うものも、
    何年も使われているうちに本物になってしまうのですね。

    敬語も謙譲語ばかり使っていると
    間違いじゃなくても自分自身を安っぽく見せてたりしますよね。

  4. むぎ on 9月 16th, 2008 10:37 PM

    瑞穂さん☆

    >最近の中学生はなぜか「うち」
    もう、何年か前からそうですよね。
    何が始まりでそう言うようになったのでしょうね。。。

  5. せんとれあ on 9月 23rd, 2008 10:43 AM

    金田一先生とむぎさんは相性がいいんですね~

    日本語についての一切合財を受け入れて付き合っていこうよ・・という姿勢がステキだなぁと思います。

    きっと日本語について知り尽くしているからなんでしょうね。

    ところで、

    ‘おしだじ’ってどういう意味ですか?

  6. むぎ on 9月 23rd, 2008 9:04 PM

    セントレアさん☆

    あーっ!ごめんなさい。
    間違って書いてました・・・
    「おしだじ」ではなく「おしたじ」です。
    それならおわかりですよね。

    おしょうゆのことでしたぁ。

  7. セントレア on 9月 24th, 2008 10:18 PM

    わたしも名前を変換するのわすれました・・(´∀`;A

    たしかに、
    おおわらわやおしたじって母や祖母が使ってましたね~

  8. むぎ on 9月 25th, 2008 4:02 PM

    セントレアさん☆

    私も時々、いまどき使わない言い回しをして「?」という顔をされますが、
    おしたじやおおわらわはさすがに使わないですね。

Got something to say?