千手観音にしかられた話

夫の一番好きなブツは、興福寺の阿修羅像なので、京都に住む母の元に行ったら、たいてい奈良まで阿修羅に会いに行きます。
沙羯羅像(さからぞう).jpg 迦楼羅(かるら)像.jpg
やはり興福寺宝物館にある沙羯羅像(さからぞう)と迦楼羅(かるら)像。沙羯羅像は私の中では「ぼっちゃん」と命名されています(^ ^;


JR奈良駅から興福寺まで徒歩で15分ほど。夫の足はどんどん速くなり、境内は小走り状態で一直線に国宝館へ。お金を払って中に入ると、他の仏様たちには目もくれずに阿修羅像の前に立ち、うるうると対面しますヾ( ̄  ̄;)
私も阿修羅像は嫌いではありませんが、そこまでの愛情はなく、すぐに他の仏様たちを見て回ることになります。そしてある時、ふらふらと立ち止まったのが千手観音立像の前でした。

正式には木造千手観音菩薩立像という、このブツは5メートルにもおよぶ大きさの、鎌倉時代再興期の食堂(ってレストランのことではありませんよ)本尊です(解説の受け売り(^ ^;)。
その時、私は仕事のことなどで疲れきって、愚痴と不満で頭がパンパンでした。そんな頭のまま手を掌わせ、観音様の顔を見上げました。そして観音様と目が合った瞬間、私の頭の中に「コラー!!」という声が鳴り響いたのです。
ほんとだってば!!その声が頭の中で聞こえたたのと同時に私は心の中で「ごめんなさ〜い」と謝っていました。ほんとにびっくりしました。
でも、その後なんかすっきりして、「こんなことでうじうじしてる場合じゃないだわさ」と吹っ切れたのです。

阿修羅像.jpg 千手観音(興福寺)_edited.jpg 夫の愛する阿修羅像(左)と私の尊敬する千手観音像(右)

私の憧れのマイ・ブツは清涼寺の普賢菩薩ですが、尊敬してやまないブツは以来、興福寺の千手観音様になりました(>∇<)

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