交流は帰ってきてからが始まり

夏の青少年ホームステイ交流の引率者(グループフェロウ)の合宿に参加してきました。

代々木オリンピックセンター.jpg
場所は代々木にある「国立オリンピック記念青少年総合センター」です。


今年青少年が交流に行った国は韓国、ロシア、台湾、メキシコ、アメリカ、カナダ。
これらの国それぞれにグループフェロウがいて、さらに韓国ならソウル周辺、釜山など地域別に担当者が決められます。そして私は10人の子供たちと一緒に大邱(テグ)市へ行きました。
合宿では交流中の子供たちようす、また、自分自身はどうだったのかなどを振り返り、みんなの報告を聞いたり、自分の体験を語ったりしました。
みんな行った国、ステイした家は別々ですし、体験も人によってまったく違うのですが、同じ目的を持って夏を共有した連帯感、仲間意識がいつの間にか育っていました(出発までに2度合宿があって、準備の時間も共有しています)

交流後の子供たちの成長、反省点など考えることはいろいろありますが、なによりこの交流を通して自分自身を改めて見つめなおすことができ、すこし成長できたかな、などと思いました。

私たちのことばの活動には指導者はおらず、マニュアルやカリキュラムもありません。「自然の振る舞い」の中で人がことばを習得していくプロセスを見つけていく活動なんだと、わかりつつも、つい主宰者になってみると「あれがよくて、これはよくない」といった、外側から物事を評価する方向へ向いてしまうこともありがちなのです。でもわずか10歳かそこらで、たった一人で知らない国、知らない家庭でがんばってきた子供たちの姿を見、そんな子供たちと同じステージに立って一緒にがんばってきたグループフェロウの仲間の姿を見て、改めて自分もすなおに、まっすぐに人とことばに向き合おうと思うことができました。

ことばって、一生懸命暗記したり、訓練・練習していてもいざ人と話そうと思ったときに、口から思うように出てくれません。それは「この人に何を伝えたいのか」という、人に向き合う気持ちが先にあるかないか、なのだと思います。「この人にこれを伝えたい」という気持ちが先にあって、ことばがその後からついてくるのだということ、そのことを改めて感じました。

代々木オリンピックセンターカルチャー棟.jpg
この年になってオリンピックセンターで合宿なんて、こんなことでもないとありませんよね。

Comments

No Responses to “交流は帰ってきてからが始まり”

  1. kim on 9月 28th, 2005 4:39 PM

    むぎさんへ
    グループフェロウというお仕事を通して、ご自身も子供たちと一緒に成長された様子が、よくわかりますよ。
    私も、娘の交流の時は、行ってみたいと思っています。
    今度ゆっくり、ナマで聞きたいです。

  2. ピコ星人 on 9月 28th, 2005 9:28 PM

    お久しぶりですw
    ずっと、むぎさんのブログが文字化けしてて
    見れなかったんですけど、やっと見れましたw
    なんか、ピコはJFで行って感じたけど
    よく小5で一人で韓国行けたなぁって
    感心しちゃうんだぁ。笑笑笑

    やっぱりすごい事ダヨねぇw

  3. むぎ on 9月 29th, 2005 7:24 AM

    kimさん
    メンバーで行くより、フェロウになってからの方が、単なるフェロウで行くよりグループフェロウで行く方が、交流の中身はどんどん濃く、充実していきます。ぜひ、グループフェロウを体験されていただきたいです。

    ピコ星人さん
    文字化け・・・なんでだったんだろうね。でも、また見られるようになってよかった!
    >よく小5で一人で韓国行けたなぁ
    ほんとだね。すごい冒険だよね。でも、それを経験してるってことが、後になってきっと自分の中で大切なものになると思います。

  4. nicola on 9月 29th, 2005 11:17 AM

    「人に向き合う気持ちが先にあるかないか、」
    とても大切な事なんですね。
    つい、あるつもりになっていた事も多々あった事を思い出しました。(-_-;)
    楽しみつつ精進していきたいと思います。

    いつも詳しく書かれていてすごいなぁ。と思ってます。
    色々なことに触れられて楽しいです。(*^_^*)

  5. むぎ on 9月 29th, 2005 7:27 PM

    nicolaさん
    私たちは「人が話すことば」をやっているんだということをいつも忘れずにいたいと思いつつ、つい「通じるか、通じないか」とか「知ってる、知らない」とか、「わかる、わからない」みたいなところで自分や他人を評価してしまいますよね。でも、そのことに気づいたら、その時点で、すなおに人と向き合うところからもう一度はじめたいと思うのです。